実録・妻の浮気

【妻の浮気】なぜここに?接触事故で判明した妻の浮気

交差点

こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は、近くの喫茶店へ出掛けたはずの妻が、思わぬ場所で交通事故に遭い、それがきっかけで浮気を知った夫の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。

登場人物
・私 40代半ば
・妻 40代前半
・妻の友人 Kちゃん
・妻の浮気相手 おそらく同年代

妻の浮気 漫画喫茶じゃなかったの?思わぬ場所で妻が事故に!

漫画喫茶

妻とは結婚して15年以上が経ちます。子供はいません。

私は、某企業のベンダーでカスタマーサービスの部署に配属されており、コロナ前までは出社して仕事をしていましたが、コロナ禍以降は在宅勤務が続いています。

一方、妻はコロナ前から在宅勤務を導入している企業で働いており、月に1~2回の出社を除いては、基本的に自宅で働いていました。

勤務時間も妻の方はフレキシブルで、私が20時くらいに帰宅した時に、まだ働いている日もあれば、病院や役所に用事があれば午前中で切り上げることもありました。そんな働き方を羨ましいと思っていたのですが、いざ私も在宅勤務になると、夫婦2人が在宅勤務をするうえでの悩みが生まれました。

まず、私が業務でクライアントや顧客と話す機会が多く、とにかく静かな環境を用意しなければなりませんでした。

私たちが暮らしているマンションの間取りは2LDKですが、リビング以外の部屋だと、たまにwifiが切れてしまうことがあるので、私は主にリビングを使って仕事をしていました。そのせいで妻はリビングを使えず、私の仕事が終わるまで、寝室に閉じこもって仕事をしていました。

また、妻も在宅で仕事をしているので、当然、会議や打ち合わせがあるのですが、リビングまで声が聞こえてしまうと困るため、通話を伴う時はメモ帳を持って玄関を出て、外で話をしていました。

さらに、私が勤める会社には厳しい守秘義務があり、「会話の内容を誰にも聞かれてはいけない」「パソコンの画面を誰にも見られてはいけない」など、細かいルールが設けられていました。

業務時間中は常にマイクとカメラをオンにする必要もあったので、妻は物音だけではなく、絶対に写り込んでもいけない等、精神的な負担が掛かる環境になってしまいました。

それも、1日8時間だけなら我慢できたでしょうが、管理職の私は残業が多く、遅い時には深夜0時過ぎまで、その状態が続き、あまりにストレスが溜まった妻は仕事を辞めてしまいました。

結局、私が在宅になったことで、妻のペースが乱れ、なおかつ深夜までリビングを使えなかったり、常に物音を気を付けたり、私が今まで妻が働いていた空間を占領し、自分の会社のルールを強要することで、仕事に集中できなくなったのでしょう。

妻を犠牲にしてしまい申し訳なく思ったのですが、ともに20年以上働いて、ある程度の貯蓄はあります。子供もいないし、しばらくはまとまったお金を使う予定もありません。

「あなたの在宅勤務が終わるまで、私はゆっくりする」

妻の退職に私も賛成しました。迷惑を掛けているのは私の方だし、ストレスで体調を崩されたり、イライラが私が向いてしまうよりも、穏やかに過ごしてもらった方が良いと思ったからです。

仕事を辞めてからの妻は、最初こそ寝室でネットをしたり、昼寝をしたり、散歩をしたり、自由気ままに過ごしていましたが、1ヶ月もしないうちに飽きてしまったようで、生まれて初めて漫画喫茶に通い始めました。

自宅から徒歩5分くらいの場所にある漫画喫茶は、1時間400円、3時間パックなら1,000円で、ドリンクバーまで付いているので、暇つぶしには最適の空間でした。

「消えた初恋って漫画が面白い」とか「鬼滅を読破する」とか、初めての体験をかなり楽しんでいるようで、漫画喫茶の帰りに、その下の階にあるスーパーで買い物をして帰ってくることが日課となっていました。

漫画喫茶か喫茶店で過ごす毎日

喫茶店

私たちは現在、都内在住ですが、出身は栃木県です。

私は、ほとんど同級生と連絡を取っていませんが、妻には同じ高校だったKちゃんという友人がいて、Kちゃんも20代前半で栃木から東京に引っ越して来ました。

Kちゃんは30代半ばまで、都内の様々な飲食店で働いていたのですが、10年位前に自分の店=喫茶店をオープンをしました。珈琲や食事などにこだわりのある流行りのタイプではなく、誰でも気軽に利用できる小さな喫茶店で、私たちも休みの日にはよく利用していました。

私たちの自宅からKちゃんの喫茶店までは、電車だと乗り換えが多くて行きにくい場所にあるのですが、区で言えば隣の区で、それほど遠くはありません。

だから妻は「今日は漫画喫茶」「今日は図書館で本を借りてKちゃんの店」「今日は家にいる」の3つの行動パターンを、ほぼローテンションで過ごしていました。

Kちゃんのお店はモーニングとランチの時間を除けば、「これでやっていけるの?」と心配するほど暇で、若いバイトさんが1人いますが、その人もランチタイムが終われば帰ってしまうので、その後は閉店まで2人でお喋りをしたり、Kちゃんが翌日の準備をしている近くで本を読んだり、楽しく過ごしているみたいでした。

Kちゃんのところに行った日は、きまって千切りのキャベツを持って帰って来るので(サラダの余り)、「今日は漫画喫茶」と言って出掛けた日でも、「あー、途中で漫画に飽きてKちゃんの店に行ったんだな」と、すぐに分かりました。

いつの日だったか、Kちゃんに「迷惑掛けてない?」と聞いたことがありますが「全然!キャベツと引き換えに、洗い物してくれたり、床掃除してくれたり、パソコンが得意だから帳簿作ってもらったり、かなり助かっている」と言うので、私も「それならいっか」と気にしなくなりました。

遠く離れた場所で事故

交差点

この日も妻は「今日は、漫画喫茶かKちゃんのところ、どっちかに行って来る」と言って、お昼を過ぎた頃に家を出ました。いつもと変わらぬ様子で特に不自然な点はありませんでした。

しかし、15時頃にKちゃんから着信があり(その時は仕事中だったので出られませんでしたが)、30分後の休憩時間に折り返しをすると「〇〇ちゃん(妻)が交通事故に遭ったって!私に電話が来たんだけど、今日に限って夕方から予約が入っているから行けなくて、〇〇さん(私)、仕事を切り上げられない?」と言われました。

私が仕事中だと電話に出られないから、Kちゃんに連絡をしたのだと、その時は思いました。

「わかった。忙しいのにごめんね。どこの病院?Kちゃんの店の近く?」

するとKちゃんは「ううん。事故に遭ったのは、渋谷みたい。病院の名前はLINEで送るから!」と言い、「なんで渋谷に行ったんだろうね。人混み嫌いなのに」と付け加えました。

たしかに妻は、渋谷や新宿、銀座、浅草など人の多いところを好みません。だから静かな漫画喫茶やお客の来ないKちゃんの店を気に入っていました。

てっきりKちゃんの店に行っていると思っていた私は「Kちゃんの所に手土産でも買っていくつもりだったのかな?」と言うと「店に?違うと思う。ここ1ヶ月来てないし、今日も来るなんて聞いてないし」と言われました。

「あ!肝心なことを言い忘れた。ケガは軽くて心配いらないみたいだけど、松葉杖だって。じゃあ、私、予約があるから、また今度ね」とKちゃんが電話を切った後、私は会社に事情を説明し、早退させてもらいました。

電車で病院に向かっている間、Kちゃんの言葉が気になりました。

「ここ1ヶ月来ていない」

たしかにそう言いましたが、この週も、その前の週も、その前の前の週も、妻は「Kちゃんのところに行って来る」と言って出掛けています。それに千切りのキャベツだって持って帰って来ます。

それに、仕事が終われば会話もするし、寝る前には一緒に海外ドラマやYouTubeを観たり、休みの日は2人でランチに行ったり、映画を観たり、夫婦仲はいたって良好です。

考えれば考えるほど分からなくなりそうなので、あえて何も考えないようにして病院へ向かいました。

スマホ画面に見えた大量のメッセージ

病院へ到着すると、妻は眠っていました。ケガがひどくて眠っているわけでも、薬などの副作用で眠っているわけでもなく、ただ「することがなくて眠っているだけだと思う」と看護師さんが言っていました。

その時に「検査も終わったし、今日中には帰れます」とも言われました。

起こさないように、そっと妻が眠っているベッドの隣に座って、妻のバッグの中を見ると、スマホのライトが点滅していました。

この中に、渋谷に来た理由があるのかも…と思った私は、寝ている妻を起こさないように、静かにバッグを持って病室を出て、少し離れた場所で点滅しているスマホを取り出しました。

スマホの画面には「今日、来れなくなったの?」「来れないなら連絡して欲しかった」「何かあった?既読にもならないから心配」と、大量のメッセージが表示されていました。

メッセージの画面を押すと、やり取りをしている相手の画面が表示され、アイコンには見知らぬ男が映っていました。

過去のメッセージが削除されていなかったので、遡って読み進めていくと、どうやら「Kちゃんのところに行く」と言っていた日や「漫画喫茶に行く」と言っていた日に、この男と会っていることが分かりました。

渋谷と言っても、JRや東京メトロの渋谷駅ではなく、渋谷区内にある私鉄沿いに男の家があって、その男は平日休みで同年代の人でした。アイコンの容姿は妻好みの塩顔です。

なかには、「いつもウチでキャベツを切って持ち帰るよねw」と書かれていたメッセージもあって、妻はそれに「友達がカフェやってるから、旦那にカモフラージュになるwww」と返しており、不倫をしていることは確実でした。

私は、不倫相手の家で妻が切ったキャベツを呑気に食べていたことになります。

許せないと言うよりも、悲しい気持ちになりました。

男には、私から返信しました。

「〇〇(妻の名前)の夫です。本日、そちらに向かう途中に交通事故に遭い、病院へ来ています。これまでのメッセージを読んで、いろいろと知ったので、弁護士を通して、慰謝料請求を行います。詳しくは、後ほど内容証明を送らせて頂きます」

すぐに既読のマークが付きましたが、返答やリアクションはなく、その後に「妻とはどこで知り合いましたか?」と送ると、既読マークすら付かなくなったので、ブロックされたのだと思います。

妻の謝罪を受け入れることに

妻を家に連れて帰る途中、私からは何も言いませんでしたが、スマホを見た妻が全てを悟ったようでした。

自宅に帰ってすぐ、妻の方から「謝りたいことがある」と切り出され、マッチングアプリで会った男性と肉体関係を持ったことを告げられました。

大学を卒業して22年、結婚して15年、今まで仕事ばかりをして来て、久しぶりにまとまった時間ができたのに、自宅の中では制約が多くて居心地が悪く、外に行ったら何をするにもお金が掛かって「魔が差してしまった」と言われました。

マッチングアプリに登録したのも、その男と会ったのも1ヶ月前で、それまでは本当にKちゃんの店や漫画喫茶に行っていたそうです。

Kちゃんも「1ヶ月くらい来ていない」と言っていたので、辻褄は合うし、男とのメッセージのやり取りも1ヶ月前から始まっていました。

「すぐには許せないし、居心地が悪いからって浮気をする神経が理解できない」

そう言って、しばらく結論を先延ばしにしていましたが、3日くらい考えた結果、今回だけは許すことにしました。3日を長いと感じる人もいれば、短いと感じる人もいるでしょうが、私にとって、その3日は本当に苦しい時間でした。

悲しい気持ち、裏切られてバカにされていたことに対しての怒りなど、ネガティブな気持ちしか込み上げてこないのに、ふと思い出すのは一緒に旅行へ行ったことや、私の甥に親切に接してくれる妻の笑顔、何気ない日常の一コマなど、幸せな瞬間ばかりでした。

きっと、妻のイヤな面を思い出そうとすれば、いっぱい出て来るでしょう。でも、無意識に思い出す妻は、いつも楽しそうに笑っていたり、私に優しい言葉を掛けてくれたり…、どんな妻でも私にとって「かけがえのない人」だと確信しました。

妻の謝罪を受け入れることにして、妻に「今回は許す」と伝えてから、妻は「バイトでも始めようかな」と言って、自宅マンションの1階に入っているコンビニで働き始めました。

まだ完全に以前の関係に戻れたとは思いません。少し、ぎこちない時だってあります。でも、私たち夫婦にとって、この出来事が「相手を思いやることの大切さを学び直す機会になった」と思って、再び元通りの関係になれる日を待ちたいと思います。

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