実録・妻の浮気

【妻の浮気】「金ならない!」開き直る妻の不倫相手に絶句

スイミング

妻の浮気相手は娘のスイミング友達のパパ

スイミング

妻とは結婚して9年目。5歳の娘と3人暮らしです。

妻の異変を何となく感じ取ったのは、やたらと残業が増えたことでした。それまで、私も妻もほとんど残業のない職場で働いていたのに、半年くらい前から週1ペースで残業をしてくるようになりました。

娘が通う幼稚園はバスがあって、妻の実家の近くも停留所になっているので、バス停でのお迎えはお義母さんにお願いして、私たちのどちらかが(先に帰れる方が)妻の実家に寄って、娘と一緒に自宅に帰る生活を送っています。

もちろん、妻の会社でも定期的に飲み会があったり、たまには同僚と息抜きをして帰って来ることがあったのですが、それは月に1回とか2ヶ月に1回とかで頻繁ではありませんでした。

ところが「同僚とご飯を食べてから帰る」と連絡が来ることが週1ペースになったので、それをやんわりと注意すると、今度は週1ペースの残業が始まりました。

同僚との食事も、残業も、必ず毎週水曜日でした。

そのわりに給料明細を見ると、残業代が付いていないので、一度だけ妻に「残業代は?」と聞いたことがあります。その時は「ボーナスに入って来る」とか「毎週、仕事で残業じゃなくて、同僚の悩みを会社で聞くこともある」とか意味不明な言い訳をされました。

水曜日に何かある…。

そう思ったのに、何の確信もないので言い出せないでいました。

探偵の報告書で妻の浮気が判明

妻に対する疑念を抱いていたものの、何も言えないまま何週間も過ぎていた頃、寝室の家具を新しく購入したことで、疑惑が確信に変わりました。

組み立て式のサイドテーブル(収納できるもの)を購入し、今まで使っていたものを処分しようと引き出しの物を出していた時、コンドームが減っていることに気付きました。

そもそも妻との夜のスキンシップは、ここ数ヵ月で激減していました。しかし、それは仕事で疲れて先に寝てしまう私のせいでもあるので、それほど気にしていないと言うか、そのこと自体が浮気とは結び付いていませんでした。

引き出しの中に入っていたコンドームは1箱で、ほとんど手つかずのはずだったのに、中身がたった4個になっていました。

「間違いなく水曜の夜に浮気をしている」

そう確信した私は、ネットで調べた探偵社に妻の浮気調査をお願いしました。

見積もりの金額が120万円と高くて、一瞬迷いましたが「このまま浮気を放置して家族がバラバラになってしまうことを思えば仕方がない」と覚悟を決めて、正式に契約をしました。

調査は3週間ほど行われ、最終日の翌日に探偵社から連絡が来ました。

そこで見せられた証拠の写真と動画を見て、唖然としました。

妻は私の読み通り、水曜の夜に浮気をしていて、浮気相手は見たことのある顔でした。

「お相手さんにも、同い年の娘さんがいます」

調査員の方から言われて、ハッとしました。この人は娘が通っている隣町のスイミングスクールで、娘が一番仲良くしている友達のパパでした。いつも娘さんの練習を熱心に見学していたのに、いつの間に妻とこんな関係に…。

調査報告書には、詳細な浮気デートが時系列でまとめてある他に、浮気相手の男性の氏名なども記載されていました。

妻ではなく浮気相手の男性と対峙

探偵社からの帰り道に喫茶店に寄って、証拠の写真を見ながら考え抜きました。

その結果、妻に浮気調査のことを切り出して、「何でそんなことしたの!」とか逆ギレされて離婚を告げられてしまうより、相手の男と話し合って、妻と別れてもらった方が良いだろうと考えました。

家族がバラバラになることを阻止するために、浮気調査を依頼したのに、離婚を告げられる展開になってしまっては、元も子もないからです。

翌週、妻に「スイミングの近くに用事がある」と言って、娘のスイミングの送迎を買って出ました。

スイミングスクールに着いて、妻の浮気相手を見つけると「お話があるので、こちらへ来てもらえませんか?」と人の少ないところへ呼び出しました。

浮気相手の男は心当たりがあるせいで、「え?」と動揺しましたが、「ここでお伝えしましょうか?」と言うと観念したように、黙って私の後ろを歩いてくれました。

「ウチの妻と浮気をしていますよね?」

周囲に誰もいないことを確認してから、私がそう言うと、男は「何の話ですか?証拠でもあるんですか?」と強い口調で開き直りました。

あらかじめ、調査報告書と証拠の写真をコピーしていたものを用意していたので「コピーですが、ご確認下さい。ちなみに動画もあります」と渡すと、言い逃れができないと思ったらしく「すいませんでした」と浮気を認めました。

「すいません、だけで終わりにできません」

私が厳しい口調で言うと、またも開き直った態度で、こう言って来ました。

「目的は何ですか?お金ですか?払えるお金なんてありませんよ!」

これには絶句してしまい、思わず殴りかかりそうになりましたが、グッと堪えました。

「いえ、妻と別れて二度と会わないことです。スイミングはウチの娘を他のスクールに通わせます。できないようであれば、この証拠を奥さまにもお見せします」

別れを告げられた妻は放心状態

その場で妻に「浮気が家族にバレたから別れて欲しい。もう連絡はしないで欲しい」と、別れを告げるLINEを送ってもらい、私の見ている目の前で、妻からのLINEをブロックしてもらいました。

ブロックを解除されないように「友だち」からも削除させ、他に連絡の手段がないことも確認しました。

その日のうちにスイミングも解約の手続きをして、娘には家に帰る途中で「来週からは別のスイミングだよ」と伝えました。

「○○ちゃんとバイバイしたくないー」と、浮気相手の娘さんの名前を出して泣いてしまいましたが、娘を泣かせた本当の原因は私ではなく妻にあります。

泣いたのは娘だけではありませんでした。

家に帰ると、妻は夕飯の準備もせずに、ベッドの中で泣いていました。

「どうした?」

私の問いには答えず、その日はとうとう寝室から出て来ませんでした。

それからー。

1週間近く、妻も娘も暗い顔をしていましたが、娘は幼稚園の友達もいるし、新しいスイミングでも初日に友達ができたようだし、すぐに立ち直りました。

妻の方も徐々に気持ちの整理ができたのか、少しずつ以前の明るさを取り戻しつつあります。

また、これを機に水曜日の残業もなくなりました。

私の中でも、完全に許せていない部分はありますが、それよりも今後、同じことを繰り返されないように、もっと普段から妻に気を配って、家族として、夫婦として、深い信頼関係を築くことができればいいな、と思っています。

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