実録・妻の浮気

【妻の浮気】1年半も気付かなかった妻の浮気

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妻を信じて何も聞いて来なかった夫

結婚式

妻とは結婚4年目です。学生の時から付き合っていたので、その期間も含めると6年は一緒にいます。

学生時代から、妻が遊びに出掛けることに対して口出しをしたことは一切ありませんでした。とは言っても、同じ大学で同じゼミに所属していたので、ほとんど一緒にいました。

たまに、どちらかがバイトで遊びに行けない時もありましたが、それでも他のメンツは変わらないので、いちいち「誰と行く?」「どこに行く?」とは聞きませんでした。

あとで他の人に「どこで遊んだの?」と聞いても、いつものカラオケとかファミレスで代わり映えのない感じでした。

結婚をして、別々の会社に入ってからは、勤務時間も微妙に違うので、さすがに常に一緒ではありませんでしたが、「仕事帰りに友達と遊びに行く」と言われても気にしませんでした。

結婚が理由で友達と疎遠になってしまうなんて可哀想だし、妻になったとしても、今までと変わらない彼女でいて欲しかったので、遊びに出掛けている日は、洗濯や次の日の支度を自分で行い、帰りが遅くなれば「先に寝ているけれど、気を付けて帰ってくるんだよ。おやすみ」なんてメールまで送っていました。

もちろん妻を信じていたし、何より愛していたので…。

1年半前から続いていた妻の浮気

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ある夜、妻がリビングに携帯を置き忘れて出掛けてしまったことがありました。

これじゃあ、連絡が取れないな…。何時に帰るんだろう…。

そう思ったのも束の間で、すぐさま妻が先日、携帯の機種変をしたことを思い出しました。

見る気なんてなかったのですが、あまりに暇だったので何気なく妻の古い携帯をいじっていると、同じ差出人からのメールがやたらと多いことに気付きました。

メールを開いてみると、その差出人は男性で、3日おきくらいに会っていることが分かりました。遡ってメールを読むと、妻はメールの男と不倫関係にあり、一度は別れようとするやり取りも残っていました(妻の方から別れを切り出していました)。

しかし、その後も男からの連絡を完全に断ち切ることができず、ずるずると今も関係は続いているようでした。

浮気を知った時のショックの大きさは例えようがありません。間違いなく人生で一番強い衝撃でした。

この先、どう生きていけば良いのかも分からず、絶望感が押し寄せて来るだけで、現実的なことは全く考えられませんでした。

普段から「お互いに浮気をしたら、即!離婚だよ」と確認し合っていたのに、いざ浮気の現実を目の当たりにしてしまうと、簡単に離婚を切り出せません。

全部を読む気にはならなかったので、浮気相手から届いた最初のメールを確認すると、1年半前から不倫関係が始まっていたことも判明しました。

浮気相手との関係を清算すると言った妻

妻が帰宅するまでの間、一人で悶々としながら考え続けましたが、何も答えは見つかりませんでした。許せないほどの苛立ちやショックが募る一方で、妻とのこれまでの時間を思い出してしまうと、ふと笑いが込み上げて、純粋に別れたくない、と思ってしまいました。

そんな優柔不断な自分に戸惑いながら妻を待っていると、外が明るくなりました。妻が帰って来たのは朝6時過ぎでした。

メールを見てしまったことを告げ、二人でじっくりと話し合った結果、妻は真顔で何度も謝って、浮気相手との関係をすぐに切ると約束してくれました。

感情に流されて別れてしまったら、二度と二人で笑い合える時間が過ごせないかもしれない…。

そう思うと、浮気相手と別れてくれて、自分さえ妻の浮気を水に流せば、済む話です。これで良かったんだ!と思うことにしました。再び笑い合える日がきっと訪れるはず…と信じました。

ところが、それから一週間が経ち、妻から「話がある」と切り出されました。

「あなたと一緒にいても(浮気相手である)向こうの人のことが気になってしまう」

そんなことを妻は淡々と言いました。

2時間以上も話し合いましたが、妻の気持ちは変わりませんでした。6年も隣にいた男より、新鮮な方を選んだのでしょう。

最終的には、離婚をする方向でまとまりました。片想いの状態で夫婦を続けていくわけにはいきません。

私は携帯を見てしまったことを後悔しています。夫婦であっても全てを知ろうとしてはいけないのかもしれません。

こそこそと浮気をされるより、真実を知って別れた方が良いに決まっている…。

そう思う人の方が多いでしょうが、私は携帯さえ見なければ夫婦を続けられていたような気がします。

別れた方が良かったのか、それとも別れなかった方が良かったのか。

私の人生の結末は、うんと先にならないと分からないと思います。

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