離婚について

離婚に弁護士は必要?3つのメリット・デメリットと探し方

離婚を得意とする弁護士とはどんな弁護士?

あなたは、「弁護士」というとどんなイメージを連想させるでしょうか。

テレビドラマを見ていると、「どんな依頼でもしっかり相談に乗ってくれて、きっちり慰謝料を請求してくれる」、「依頼主のために動いてくれて証拠集めと資料作成をして、裁判に向けて自発的に行動してくれる」、「依頼主を守ってくれる」といったイメージを持つかもしれません。

しかし、実際には弁護士にも得意分野・不得意分野が存在します。では、どのような弁護士を「離婚弁護士」と呼ぶのでしょうか。

もちろん、離婚案件の知識や経験が豊富、過去に対応した案件でも勝率が高い、絶対勝てないような困難な案件でもきちんと依頼人の意向に沿って解決している、などの今までの実績は、離婚弁護士と呼ばれる1つの理由となるでしょう。

しかし、知識や経験が豊富かどうかは、実際に弁護士と話をしてみないと、「この人すごく離婚案件に経験あるかもしれない!」と思うのか、「えっ…全然経験あるように思えない」と感じるのかは分からない所です。経験が本当に豊富かどうかも、多くの案件(事案)に触れていなければわからない所が多いです。

それにも関わらず、インターネットの広告や街中の広告には、「夫婦の問題お任せください!知識・経験ともに豊富な弁護士があなたの味方になります!!」などと、知識と経験は簡単にうたわれていることが多いので、あなた自身で「この弁護士は本当に知識と経験が豊富で任せても大丈夫なのか?」という判断も必要となります。

離婚の相談件数や過去の実績を確認し、さらに「この弁護士さん、私のためにすごく動いてくれそうだな」、「すごく親身になってくれるから相談しやすいな」などあなたの直観と、この離婚によるリスクや有利な点、費用に関するしっかりとした説明や解決までにどのくらいかかるのか、などをきちんと教えてくれる弁護士に依頼することをおすすめします。

離婚するときに本当に弁護士は必要?

離婚問題を弁護士に依頼する前に、夫婦二人でじっくり話し合うことができればそれが一番ですが、モラハラやDVなどの事情により話し合うのが難しい場合には、速やかに弁護士に依頼することをおすすめします。

夫婦で少しだけでも話し合いができるようであれば、弁護士を通さずに協議離婚することが理想的です。話し合いの場所は家でもどこでも構いませんが、DVやモラハラ気質が少しでもあるパートナーの場合は密室ではなく、個室などの静かだけれど、適度に他人の気配を感じられるようなレストランなどがおすすめです。自宅やカラオケなどで話し合いをする場合には、必ずドア側を確保してすぐに逃げられるようにしてくださいね。

話し合いの内容は、子どもがいるのであれば、親として子どもの将来を踏まえて、今後どのように関わっていくのか話し合う必要があるでしょう。また、慰謝料についてもパートナーのプライドを傷つけないように、具体的かつ、冷静に話し合えれば理想です。

離婚協議書は個人で作ることもできますが、できれば弁護士など法律に精通している人に作成を依頼することが確実です。離婚問題に関して、既に双方で話がまとまっていて、協議書の作成と公証役場への提出のみであれば、弁護士に依頼しても高額な弁護士費用を請求されることはありません。

離婚には、「どうしたらいいのか?」という問題や悩みの連続です。簡単な問題だけではなく、すぐには回答が出せないような難しい問題が山ほど出てきます。その問題を乗り越えるために弁護士に依頼して、解決していく忍耐努力が必要です。

慰謝料や養育費などのお金以外の問題は弁護士に頼らずに一人で解決できたとしても、お金の問題だけは、素人では具体的な金額提示ができなかったり、円満解決できないことが多くあります。なぜなら、慰謝料を払う側は「これくらいで十分だ」と考えていても、慰謝料を請求する側は「少ない…〇〇円位なければ離婚には応じない」などとぶつかり合ってしまう可能性が高く、なかなか決着がつかないことがあるからです。

このように当事者同士で解決できない場合は、弁護士に離婚問題を依頼するのがおすすめです。

離婚弁護士に慰謝料相談をしてみる

離婚弁護士を雇うメリット・デメリットとは?

「離婚したい!」と思ったときに、弁護士に相談すればいいのか、司法書士や行政書士など、誰に相談すればいいのか分からずに迷われている方は多いかもしれません。

離婚に関する全てのことを専門家に任せたい場合は、弁護士に相談することをおすすめします。なぜなら、140万円を超えての慰謝料請求の交渉や養育費や親権についての交渉は、司法書士・行政書士では法律上できないことになっているからです。離婚調停の代理や離婚裁判をお願いしたい場合は、弁護士以外には頼むことができないため注意が必要です。

これらを踏まえ、メリット・デメリットをご紹介します。

弁護士を雇うメリット

弁護士を雇うメリット
  • ①有利に離婚調停手続きを進められる
  • ②後悔の残るような条件をのまなくてよい
  • ③ストレスと時間の無駄がなくなる

 

①有利に離婚調停手続きを進められる

離婚調停となった場合、調停委員があなたの意見を聞いて、パートナーへ話が伝わります。そのため、調停委員にあなたの意見をきちんと伝えなければなりません。

あなたが話下手で「言いたいことが言えない」「伝えるべきことではなく、その時の感情で話してしまっている」などの場合、調停委員にあなたの意見を伝えられず、あなたの意見に寄り添ってもらうことが難しくなってしまいます。

反対にパートナーの方が意見をしっかり伝えていて、そちらの意見に調停委員が傾いていて、説得され始めてしまったら、なおさら、あなたの意見をきちんと理解してパートナーを逆に説得してもらうことは難しくなるでしょう。

しかし、弁護士に依頼していれば、弁護士が「あなたの意見をきちんと理解して調停委員に伝えてくれる」「パートナーの意見も踏まえたうえで、あなたの意見を再度主張してくれる」「感情論ではなく、離婚するうえで必要なことだけを伝えてくれる」など、あなたの代わりに交渉して、調停においてあなたが不利な立場にならないように援護してくれます。

弁護士の豊富な法に関する知識や、これまでの経験に基づく知識なども活かしながら、どのように話をしていけば主張が伝わりやすくなるか、手続きを有利に進めることができるのかなどのアドバイスをもらうこともできます。

「具体性にかける主張」や「相手方の批判・悪口」などの調停における不利な発言というものも存在するので、弁護士に細かいところまで確認ができたら安心です。

また、わざわざ依頼をしてお金を支払っているわけなので、弁護士を立てることでパートナーへ離婚の意志が強いことも調停委員に伝わりやすくなるでしょう。

もしも浮気による離婚で慰謝料請求をしたい場合は、法に則ってどのような証拠が必要で、どのような手段で証拠を入手すればよいのかを教えてもらうことができます。

そしてなんといっても法律のプロですから、専門的な知識がない状態の自分一人で挑むのに比べて、弁護士が同行してくれるとなればとても心強く、精神的に安定した状態を保つことができるため冷静な判断にもつながるでしょう。

②後悔の残るような条件をのまなくてよい

離婚調停において、調停条件をのんでしまうとその条件を変えることはできません。裁判でいうところの判決と同じですね。

弁護士に依頼しなかった場合、ちゃんと条件を理解しないまま同意してしまったり、本来であれば裁判までは口にしてはならないような事項を述べてしまい、いざ裁判になった際に不利になってしまったなどの失敗を防ぐことができます。

③ストレスと時間の無駄がなくなる

夫婦関係がうまくいかなくなってしまったパートナーと今後の重要な話をすることほど、ストレスになるものはないでしょう。

なぜなら、パートナーがあなたの話を聞き入れてくれてすぐに解決できることは少なく、相手の主張に流されてしまったり、はたまた無視をされて話し合いさえできない場合もあるからです。ストレスはあなたが気づかないうちに、様々なところを蝕んでいきます。鬱、脱毛症などを発症してしまい、あなたの今後の社会活動に影響が及ぶ可能性だってあります。

弁護士を雇うことによって相手との直接のやりとりが無くなっただけで、ストレスから解放されるでしょう。そして、これから向き合わなくてはならない離婚問題の疑問にも弁護士はしっかりと回答してくれてあなたの悩んでいる時間を減らしてくれます。

弁護士の力を借りずに、自分の力だけで法律を調べて進めている方もいるかもしれません。示談で進められればその方法もできるかもしれませんが、いざ、離婚調停、離婚裁判となれば弁護士に依頼をしなければなりません。今後の生活に必要になるお金の事、子どもの将来のことなど、様々な話し合いや手続きにおけるあなた自身のストレスや時間を無駄にしないために、弁護士の助けが不可欠になってきます。

弁護士を依頼することに少しでも抵抗がある場合には、まずは無料法律相談をしてみてはいかがでしょうか。司法書士や行政書士では答えられないような法律に関する質問もできますし、無料なので安心して相談してみてください。

弁護士を雇うデメリット

弁護士を雇うデメリット
  • ①弁護士への費用がかかる
  • ②弁護士選びが難しい
  • ③離婚理由などのプライベートなことを明かす必要がある

 

①弁護士への費用がかかる

弁護士を依頼するには、とても費用が掛かるのではないかと心配な方も多いかとおもいます。金銭的なことはどうしても、デメリットとなってしまうでしょう。

離婚調停や離婚裁判において、どのような費用がいくらかかるのきちんと説明してもらえない場合は、どんなに相性がいい弁護士であっても、即決せずに一度家に帰ってもう一度考え直すことをおすすめします。

また遠方すぎる弁護士も実費がかかってきますので、おすすめしません。

金銭的に納得できず不安な場合や経済的に困っている場合は、法に関する相談や法的なトラブルの解決支援業務を行っている、国が設立した総合案内所もあるので、利用を検討してみるのもよいでしょう。

②弁護士選びが難しい

弁護士は法律の専門家ですが、得意とする分野と不得意分野があります。そのため、「弁護士に頼んだからもう大丈夫!」と安心するのはまだ早いです。

離婚調停や裁判を依頼する際に、夫婦問題や離婚問題が得意でない弁護士に依頼すると調停や裁判がスムーズに進まずに、かえって時間がかかってしまうこともあります。弁護士のなかには、依頼人に対し横柄な態度を取ってきたり、自分がいかに優秀な弁護士なのかを示すために、実績よりも話を盛ってしまったり、常識があまりないような人もいます。このような弁護士に依頼してしまったら、あなたが弁護士を信頼できるどころか、かえって意思疎通ができない不安からストレスが増えてしまいかねません。

弁護士への相談や話し合い自体がうまく進まなければ、あなたの意志や意見がパートナーにうまく伝わらず、結果的に時間やお金の無駄遣いになりかねませんので注意が必要です。

せっかくお金を払って弁護士を雇うのならば、時間の無駄や余計なストレスが発生して損をすることのないよう、法律事務所・弁護士探しは妥協しないほうが良いでしょう。

③離婚理由などのプライベートなことを明かす必要がある

離婚理由は様々あると思います。浮気、DV、モラハラなど、なかなか人には言いたくないことですよね。離婚調停から離婚裁判に進んだ場合に気になるのは、裁判でどこまでプライベートな情報が公開されるのかということだと思います。

裁判では公平性を重視しているので、基本的に情報は公開され、誰でも傍聴が認められています。離婚裁判もその例外ではありません。そのため、自分や相手が陳述した内容や、提出した証拠などが公にされてしまうことを考えなければなりません。特に、証拠には不貞行為を証明する写真など極めてプライベートな内容を含むことが多く、それらを傍聴人に見られたらと心配されることでしょう。

しかし離婚裁判の場合には、各々の主張や証拠の提出は、裁判所とパートナー方(不倫相手方)に書面を事前に提出する形で行い、口頭弁論期日では書面を読み上げることはせず、陳述した扱いで進行されます。尋問以外の具体的な証拠などは、別途記録の閲覧手続きをしない限り閲覧されないので、傍聴人などに提出物や書面の内容など全ての情報が伝わってしまうことは、ほとんどありません。

そうは言っても、「離婚」というプライベートな問題を公開し、さらによく知るパートナーと争わなければならないのは非常に大きなストレスとなってしまうでしょう。

このような観点からも、プライベートなことでも過度なストレスを感じることなく打ち明けられるような、信頼できる弁護士を探すことが重要になってきそうです。

離婚弁護士の探し方と選び方

弁護士を選ぶときに最も大切なのは、その弁護士を信頼できるかどうかです。自分の話を親身に聞いてもらえるか、疑問や悩みに具体的な解決策を提示してもらえるか、話が分かりやすく納得できるか、自分と気が合うかなどを踏まえ、慎重に見極めてください。

あなたの話をろくに聞かず、「離婚問題っていうのは~」と持論や一般論を述べてる弁護士だと依頼しても、結審する前に弁護士と決別してしまう可能性があります。途中で弁護士と決別してしまっては、それまでの努力がお互いにもったいない時間だった、と気まずいうえに後悔することになってしまうのでそのような事態は何としても避けたいですね。

それではどのように弁護士を探せばいいのでしょうか。ポイントをまとめましたので、是非参考にしてみてください。

離婚弁護士を探すポイント
  • ①弁護士に離婚調停、離婚裁判の経歴があるのか確認する
  • ②友人・知人からの紹介
  • ③自分と相性が良くて、親身になって話を聞いてくれる離婚弁護士を選ぶ

 

①弁護士に離婚調停、離婚裁判の経歴があるのか確認する

まず確認してほしいのが、その弁護士にきちんと離婚に関する知識や、離婚調停や離婚裁判の経験が豊富なのかということです。

確認方法としては、弁護士事務所の公式ホームページがあればそちらを確認し、弁護士の名前が分かれば、インターネット上で名前を検索すると過去の実績などが調べられるので、離婚調停、離婚裁判にどのくらい関わったのか、勝敗はどのくらいなのかを確認するといいでしょう。

ただし、個人の弁護士事務所ではない(複数の弁護士が所属している)場合、公式ホームページには事務所の全体の実績が掲載されている場合が多いので、その点は注意してください。

②友人・知人からの紹介

実際に離婚経験のある友人や知人からの離婚弁護士の紹介はおすすめです。

今や、弁護士の探し方はインターネットをはじめ、かなり多くの情報を個人で集めることができるようになっています。そのような中で友人自身の生の経験談や注意していた点が一気に手に入れられるのは、これほど有益な情報はありません。

特に知り合いで勝訴しているのであれば、かなり信頼性の高い情報と言えるでしょう。

ただし、離婚というのはかなりプライベートでデリケートな話題であるため、情報を得たいがために自分本位で聞き出そうとしないよう、注意が必要です。その人の離婚に対する捉え方や現在の状況などを含め、常に気持ちを思いやりながら尋ねるようにしましょう。

③自分と相性が良くて、親身になって話を聞いてくれる離婚弁護士を選ぶ

離婚相談の内容は、不倫による不貞行為が原因なのか、DVやモラハラのようなハラスメントが原因なのか、相談内容は様々だと思います。それでも共通しているのは、相談者はとてもつらく、精神的にも苦しい状況に置かれているということです。

理想の弁護士とは、相談者の気持ちを早期に汲み取り、法律面だけでなく離婚問題によって傷ついた心のケアもしてくれるような弁護士でしょう。しかし、これと同じくらい注目してほしいのが、「自分と相性がいいかもしれない!」という直感や感覚です。実はこの直感は、弁護士選びにおいてとても重要なポイントです。

どんなに離婚問題の実績が豊富で経歴も申し分のない弁護士であっても、どんなに親身になって相談に乗ってくれる弁護士でも、「何となく会話が噛み合わない…」という場合は頼まないほうがいいでしょう。なぜなら、実際に依頼し話が進むにつれ、「なんでそんなことを言うの?」「そんな風に進めてほしいわけじゃないのに、今更どうしたらいいの?」といったような不信感が生まれてしまう場合があるからです。

仕事も結婚においても「相性」がとても重要なように、法律相談を進めていくうえでも、自分と相性の良い離婚弁護士を選ぶことはとても重要です。

これに関しては、実際に無料法律相談を受けることができるので、そこで実際にあなたが「自分の気持ちを分かってもらえてスッキリした」「友人にも話していないことを、この人には話せた」「言葉がスラスラ出てきた」などと実感できるので、あまり悩まずに、まずは一歩進んでみてください。

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まとめ

ここでは、離婚弁護士のメリットとデメリットや探し方をご紹介してきました。

離婚で金銭的な決めごとが必要な場合や絶対に守って欲しい約束があるとき、またはパートナーとの間にトラブルが生じている場合には、自分に合った離婚弁護士に頼ることで最も効率よく、有利に話を進められそうです。

本当に離婚するべきなのか、離婚しないほうがいいのか…、決断するまでには、たくさんの時間が必要となると思います。

離婚したら、その後の生活はどうなるのか…。金銭的な心配、子どもの将来についての悩みなど、悩みが尽きることはないでしょう。しかし、離婚した後は金銭面の苦労はあるものの、子供のため、自分のために何でもやるしかない状況に追い込まれるので、悩む時間も減ってくることでしょう。あなたに少しずつ笑顔が戻れば、あなた自身も前向きになれるでしょう。

最終的には、あなたが選んだ決断をどう笑顔の溢れるに人生していくのか、ということがとても大切です。

もしも、あなたが離婚について一人で悩んでいるのなら、無料の法律相談などを利用し、新しい人生スタートをいい形で切るために、離婚弁護士も選択肢の一つとして検討してみてください。

 

 

 

 

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