「パートナーの様子がおかしい」
「急に残業や外出が増えた」
そんな違和感を抱いたとき、頭に浮かぶのが探偵による「浮気調査・不倫調査」でしょう。
しかし、多くの方にとって探偵への相談は人生で初めての経験。「探偵に頼むとどこまで判明するのか」「料金はいくらかかるのか」「違法な調査をされないか」など、不安や疑問が尽きないのではないでしょうか。
本記事では、探偵の浮気調査の基本的な仕組みから、裁判で勝てる証拠の条件、探偵ができること・できないことの境界線、調査費用の相場、失敗しない探偵社の選び方まで、丁寧に分かりやすく解説します。
目次
浮気調査・不倫調査とは?基本知識と目的

探偵が行う「浮気調査・不倫調査」とは、ターゲット(配偶者やパートナー)の行動を尾行・張り込み・聞き込みによって監視し、不貞行為(不倫・浮気)の事実や相手の身元を特定・証拠化する業務のことです。
探偵社に寄せられる相談の中で、最も割合が高い調査が浮気・不倫調査で、全体の7割以上を占めています。
浮気調査を依頼する4つの主な目的
依頼者が探偵に調査を依頼する目的は、単に「真実を知りたい」というだけではありません。主な目的は以下の4つに分類されます。
- 1真実の確認と心の整理:モヤモヤした疑念を解消し、今後の夫婦関係を見直す判断材料にするため。
- 2浮気相手への慰謝料請求:不貞行為の客観的な証拠を突きつけ、浮気相手に損害賠償を請求するため。
- 3有利な条件での離婚(またはやり直し):離婚交渉や調停・裁判において、親権・財産分与・慰謝料を有利に進めるため。
- 4離婚請求の拒否(勝手な離婚の防止):自分からは離婚したくない場合、夫・妻を「有責配偶者(不倫をした側)」にすることで、相手からの勝手な離婚請求を法的に退けるため。
このように、浮気調査は「法的な効力を持つ証拠」を手に入れ、自分が有利な立場に立つために極めて強力な手段となります。
探偵の浮気調査で「どこまで」判明するのか?

探偵に浮気調査を依頼した場合、具体的にどのような情報・証拠が得られるのでしょうか。判明する範囲を一覧表で整理しました。
| 調査項目 | 判明する具体的な内容 | 法的証拠としての価値 |
| 不貞行為の証拠 | ラブホテルや相手宅への出入り写真・動画(日時入り) | 極めて高い(裁判・交渉で決定打となる) |
| 浮気相手の身元情報 | 氏名、自宅住所、勤務先、家族構成など | 高い(慰謝料請求の送達先として必須) |
| 密会の日時・頻度 | いつ、どこで、どれくらいの頻度で会っているかの記録 | 高い(継続的な不貞関係の証明) |
| 行動ルート・移動手段 | 利用した立ち寄り先、乗車した車両、飲食店の履歴 | 補強証拠(不貞現場に至る経緯の立証) |
裁判や慰謝料請求で認められる「決定的な不貞証拠」とは?
法律上(民法第770条1項1号)の「不貞行為」とは、配偶者以外の者と自由意思で肉体関係を持つことを指します。
そのため、単に「手をつないで歩いている写真」や「カフェで親しく話している写真」だけでは、法的な不貞証拠としては不十分です。
プロの探偵が作成する「調査報告書」には、以下のような決定的な証拠が記録されます。
・ラブホテルへの出入り写真・動画:入室時刻と退室時刻が明瞭に撮影されており、滞在時間が数時間に及ぶもの。
・浮気相手の自宅への宿泊写真:夜間に入室し、翌朝に出てくる様子を捉えた一連の映像。
・複数回にわたる密会の記録:一回きりの過ちではなく、継続的な関係であることを示す複数日程の記録。
顔写真が鮮明で、撮影日時・場所が明確に記録された報告書は、裁判官や調停委員、相手方の弁護士に対しても言い逃れできない強い証拠となります。
探偵ができること・できないこと(合法調査と違法調査)

「探偵は何でも調べてくれる」と思われがちですが、探偵も当然ながら日本の法律を遵守しなければなりません。探偵業法(正式名称:探偵業の業務の適正化等に関する法律)および関係法令により、できることとできないことが明確に定められています。
探偵に認められている「3つの合法調査」
探偵業法第2条に基づき、届出済みの探偵事業者が行える基本的な調査手法は以下の3点です。
・聞き込み:関係者や周辺人物から、目的を伏せた上で自然な形で情報を収集する。
・尾行:対象者の移動を追尾し、行動範囲や密会現場を特定する。
・張り込み:立ち寄り先や自宅・ホテルの周辺で待機し、出入りを監視・撮影する。
絶対NG!探偵でも「できないこと(違法調査)」
以下のような行為は違法であり、優良な探偵社であれば絶対に引き受けません。これらを「できる」と謳う業者には注意が必要です。
| 違法・不可能な調査項目 | 該当する法律・リスク |
| 戸籍・住民票の不正取得 | 住民基本台帳法・戸籍法違反 |
| 電話番号からの名義人・住所特定 | 携帯電話会社の情報漏洩・個人情報保護法違反 |
| 預貯金口座・クレジットカード履歴の照会 | 銀行法・個人情報保護法違反 |
| 敷地内や建物内への無断侵入・盗聴器設置 | 住居侵入罪・建造物侵入罪 |
| スマホの無断アプリインストール・位置情報取得 | 不正アクセス禁止法違反 |
| 出身地や差別につながる調査・犯罪目的の調査 | 探偵業法第9条違反(人権侵害・犯罪利用の防止) |
プロの探偵による浮気調査の流れ

実際の浮気調査は、どのようなプロセスで進行するのでしょうか。一般的な流れを6つのステップで解説します。
STEP1:無料相談・問合せ
電話、メール、LINEなどを通じて現在の状況や悩みを相談します。秘密厳守で対応されるため、匿名での初期相談が可能な探偵社も多いです。
STEP2:事前ヒアリングと面談
対象者の情報(写真、勤務先、スケジュール、車種、浮気相手の心当たりなど)を共有します。情報が具体的であるほど、調査時間を短縮し費用を抑えることができます。
STEP3:調査プランの提案と見積もり
ヒアリング内容に基づき、最適な調査日時、投入する調査員の人数、車両の有無などのプランと明確な見積もりが提示されます。
STEP4:探偵業法に基づく契約締結
探偵業法により、契約前には「重要事項説明書」の交付と説明が義務付けられています。書面内容を確認の上、誓約書および契約書を交わします。
STEP5:本調査(尾行・張り込み・撮影)
プロの調査員がチームを組み、最新の機材(超望遠カメラ、暗視カメラ等)を駆使して尾行・張り込みを実施。密会現場や証拠写真を押さえます。
STEP6:調査報告書の作成とアフターフォロー
裁判でもそのまま提出できる書式で「調査報告書」が作成・交付されます。調査終了後は、必要に応じて弁護士の紹介や復縁・離婚に向けた心理的カウンセリングなどのサポートを受けられます。
自分でやる浮気調査のリスクと限界

「費用をかけたくないから自分で調べたい」と考える方も少なくありません。しかし、素人による自力調査には大きなリスクと法的限界が潜んでいます。
自力調査に潜む4つの重大リスク
- 1対象者に警戒・発覚されるリスク:パートナーに調査がバレると、証拠を全て消去されたり、警戒して二度と不倫現場を押さえられなくなったりします。また、夫婦関係が修復不可能なレベルまで悪化します。
- 2法律違反(プライバシー侵害・違法行為)のリスク:相手のスマホに無断でGPSアプリを仕込む行為は「不正アクセス禁止法」やプライバシー侵害に触れる恐れがあり、逆に相手から訴えられる危険があります。
- 3証拠として認められないリスク:自分で撮った暗くて不鮮明な写真や、日常の会話録音だけでは、法的に「不貞行為(肉体関係)」があった証明にはなりません。
- 4精神的・身体的ストレス:夜間の尾行や張り込みを一人で行うのは過酷であり、パートナーの浮気現場を直接目撃することで深いトラウマを負うリスクがあります。
浮気調査の料金相場と料金体系の仕組み

探偵の浮気調査費用は、一般的には調査に掛かる「時間」「調査員の人数」「使用する車両・機材」によって決まります。
一般的な費用相場(総額目安)
一般的な浮気調査の費用相場は、20万円〜80万円程度です。
ピンポイントで日時が特定できている場合は10万〜20万円程度で済むケースもありますが、行動パターンが読めず長時間の張り込みが必要な場合は総額が高くなる傾向があります。
主な3つの料金プラン
| 料金プラン | 特徴とメリット | どんな人に向いているか |
| 時間制プラン
(1時間1万円〜/員) |
調査した時間分だけ費用が発生するシンプルな仕組み。 | 浮気相手と会う日時や曜日がほぼ特定できている場合。 |
| パック制プラン
(20時間〇〇万円など) |
あらかじめまとまった時間を購入し、1時間あたりの単価を抑える。 | 警戒心が強く、複数回の調査が必要になりそうな場合。 |
| 成功報酬制プラン | 不貞の証拠が取れなければ着手金以外(または全額)無料。 | 「絶対に浮気している」が、いつ会うか全く見当がつかない場合。 |
※注意:成功報酬制プランの場合は「何をもって『成功』とするか」の定義を契約前に書面で確認しないとトラブルの元になります。
失敗しない探偵事務所の選び方5つのポイント

全国には多数の探偵事務所が存在しますが、その中には悪質な業者や調査力の低い事務所も存在します。信頼できる探偵社を選ぶためのポイントは以下の5点です。
- 1探偵業届出出証明書が掲示・公開されているか:公式HPや事務所内に公安委員会の届出番号(例:第○○○○号)が明確に記載されているか確認してください。
- 2見積もり以上の追加料金がかからないか:「基本料金は格安だが、後から高額な車両代や高速代を請求された」というトラブルを防ぐため、事前に総額の見積書を作成してくれる会社を選びましょう。
- 3調査報告書のサンプルを見せてくれるか:裁判で使えるレベル(顔写真や日時が明確)の報告書を作成できるか、サンプルを見せてもらうと安心です。
- 4行政処分歴の有無を確認する:各都道府県の警察・公安委員会HPで、過去に営業停止などの行政処分を受けていないか検索できます。
- 5相談員やカウンセラーの対応が親身で誠実か:契約を焦らせたり、不安を煽って高額契約を迫ったりする業者は避けましょう。
浮気調査に関するよくある質問(FAQ)

浮気調査について、よくある質問をまとめました。
まとめ・まずは第一歩を踏み出しましょう

パートナーの浮気に悩む時間は、精神的にも非常に大きな負担となります。一人で抱え込まず、プロの専門家に相談することで、現状を打開するための確実な道筋が見えてきます。
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浮気調査を依頼して不倫の証拠を掴むことは、夫婦の終わりを示唆するものではありません。
むしろ、客観視できる証拠を夫婦で見つめ合い、もう一度パートナーと向き合うための行為です。
証拠は絶対的なお守りになります。
だからこそ、余裕を持ってパートナーと向き合うことができ、離婚や夫婦の再構築を冷静に選ぶことができます。
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