
こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は「実録・妻の浮気」として、待望のお子さんに恵まれた夫の衝撃的な体験談をお伝えします。
登場人物
・自分 30代前半
・妻 20代後半
・浮気相手 妻の合コン相手
・娘 当時1歳
目次
妻の浮気 生まれた子が自分の娘ではないと知り…
妻へのプロポーズは交際から3年経った頃のクリスマス。明るくて仕事も完璧にこなす彼女は、職場でも注目を浴びる女性でした。そんな彼女との結婚は、同僚たちからも羨ましがれ、自分の誇りでもありました。それなのに…。
結婚1年半で最初の妊娠
結婚をしてからは、将来のことも二人できちんと話し合い、家族計画も立てていました。妻も自分も、子供が欲しかったので、子供が生まれることを前提に子供部屋のあるマイホームを購入しました。
そして、マイホームを購入してから1年。結婚をしてからは1年半になる頃に妻の妊娠が発覚しました。
同じ職場で働いていたのですが、元気な赤ちゃんを産むことに専念して欲しかったので、妻と話し合い、仕事は退職してもらうことにしました。人望もありスキルも高かったので、最初は引き留められたようでしたが「自分が今まで以上に頑張る」と約束をして、無事に退職をしました。
しかし、残念ながら、お腹の子がこの世に生まれることはありませんでした。
流産をしてしまった妻は、自分以上に悲しみ、苦しみ、人格まで変わってしまったかのように、塞ぎこむようになりました。会社の上司に相談したところ、「あの子なら、いつでも戻って来ても歓迎されるよ」と言ってくれ、働くことで気休めになるなら…と復職も提案してみました。
妻は、自分の気持ちを汲み取ったのか、「ありがとう」と言うと、まずは体調を整えたいこと、次の妊娠では絶対に産みたいこと、そのために身体を休めたいことを伝え、しばらくは専業主婦をすることになりました。
それから、あっと言う間に3年が過ぎてしまいました。
2度目の妊娠で無事に出産
交際当時から妻は、交友関係が広く、友達との付き合いも大切にする人でした。
それは結婚後でも変わらず、仲の良い友人と買い物や女子会と言う名目の飲み会に、よく出掛けていました。出掛けるだけではなく、時には女性の友人がウチへ遊びに来ることもあり、いつしか「子供に恵まれなくても、こうやって妻や妻の友人とワイワイ楽しみながら過ごす時間もいいな」と思うようになりました。
そんなある日、2度目の妊娠が発覚しました。
諦めかけていた頃の妊娠だったので、妻も自分も大喜びし、今まで以上に体調を優先させ、できる限りの家事を協力し、無事に女の子を出産しました。結婚5年目にして、我が家に訪れた待望の赤ちゃんです。
娘は順調に成長し、パパのこともママのことも大好きな笑顔が可愛い女の子に育ちました。1歳になると顔立ちもハッキリして来たのですが、目の大きさや鼻筋が妻によく似る一方で、自分と似ている部分は見つけることができないくらいでした。
他人が見てもそう思うようで、気まずそうに「雰囲気が似ている」とか「表情が似ている」とか、どうにでも解釈できるような言葉で濁されてばかりでした。
それでも、娘が成長していくなかで、似た部分も出て来ると思い、むしろ「綺麗な顔立ちの妻に似て良かった」と考えるようにしていました。
ひょんなことからDNA鑑定を依頼
ところでDNA親子鑑定と言うものを、皆さんはご存知でしょうか?
自分は聞いたことがある程度で、全く縁のないもの&かなり高額な検査だと思っていました。それを自分が行うことになるとは、あの時、昔の知人と会わなかったから、一生なかったと思います。
あの時ー。妻が娘を連れて里帰りしている日。仕事帰りに駅前で偶然、昔の知人と遭遇しました。どこかでメシでも食べて帰ろうと思っていたので、その知人と飲みに行くことにしました。
「今、何の仕事してんの?」
さほど興味があるわけでもありません。飲みに付き合ってもらった以上、話を繋げなければと思って聞いただけでした。すると彼は、DNA親子鑑定のキットを販売している会社に勤めていると言いました。
DNA親子鑑定は、法的鑑定と私的鑑定とあり、法的鑑定なら国際認証書類と日本政府認証の書類を装備した『国際司法上で利用することを前提とした鑑定』で、超高精度の検査が行われる代わりに費用が高く、一方の私的鑑定は簡単なクイック検査で1万円代で受けられるものもあると言います。
食い付いてしまった自分を、知人が見逃すはずなどありません。
「興味ある?」
「いや、会社のヤツで子供が似ていないって不安がっているヤツがいて」
知人は営業でも何でもないので、「俺を介す必要はないから心配ならネットから申し込んでみれば」とWebサイトを教えてくれました。会社の人に置き換えただけで、自分のことだと察したのでしょう。それ以上は何も聞かず、プロ野球の話や共通の知人の現在など、どうでもいい話を続けました。
帰り際に知人が言いました。
「会社のヤツに伝えてくれ。鑑定をするのは構わないが、親子関係が認められなかった時のことを事前に考えておけよ、って」
DNA鑑定の結果と妻の浮気
親子鑑定をしようと思ったのは、親子でないことを疑っていたからではありません。あくまでも、親子であることを確認してホッとしたかったからです。
妻の血液型はB型、自分の血液型はO型、娘の血液型はB型だったので、血液型だけみると親子である可能性は高いと言えます。しかし、妻の目を盗んで娘の唾液を採取し、鑑定に出してビックリ。娘とは親子関係ではないことが判明しました。
クイック検査でも判定精度は99%以上で、1%以下の可能性を信じろと言われても難しい状況です。ショックでした。そして、この状況を受け入れられずにいました。
その日の夜は妻に何も言えず、翌日の夜、妻にDNA親子鑑定を行ったこと、結果では娘と親子関係ではなかったことを伝えました。妻はしばらく黙っていましたが、覚悟を決めたように小さな声で話し始めました。
「妊娠も生まれた直後も、あなたの子供だって信じて疑わなかったの。でも、成長するなかで、あなたに全然似ていないから、別の人の子供かもって思うようになった…」
妻は別の父親であることを確信していました。相手は、女子会と言って出掛けた飲み会で知り合った男性だと言います。その飲み会で意気投合して、1回だけ過ちを犯してしまったそうです。
「付き合っていたとか、その後も連絡を取り合っていたとか、そんなんじゃないの。ただ1回だけ、その場の雰囲気に流されて…」
男がどこで何をしている人かも知らないそうで、女子会で一緒だった友人に聞いたところで、誰も知り合いでもないから分からないだろう、とのこと。
後にも先にも、結婚後に他の男性と肉体関係を持ったのは、この1回だけ。妻はそう言いますが、だからと言って簡単に許せる話ではありません。自分たちには娘がいるんです。自分の子供だと思っていた、他人の娘が。
生まれた瞬間、いえ、生まれる前から娘は自分の娘でした。今さら他人だと思うことはできません。でも、どう考えても私の血は一滴も流れていません。
妻はたった1度でも浮気をしてしまったこと、しかもそれがきっかけで知らない男との子供を妊娠してしまったことを後悔しています。浮気に関しては許せない気持ちで一杯ですが、それがなかったら娘に出会うこともできなかったと思うと、それはそれで複雑です。
この先、家族として平和に暮らせるのか、自信がありません。
浮気探偵.comより
この問題に関して、他人がとやかく言える立場ではありませんが、個人的には「生まれる前から娘は自分の娘でした」の部分に全ての想いが集約されていると思います。
実子ではないお子さんを、ご自分のお子さんとして育てている人は多く、血よりも濃い絆で結ばれている例は珍しくありません。しかし、無責任に「ご自身のお子さんとして育てた方が良いと思います」と言えないのは、将来、娘さんがその事実を知った時、どのように思うのか予測できないからです。
実の父親に逢いたいと願うかもしれない可能性もあれば、今まで本当の親子以上の想いで育ててくれた父親に感謝するかもしれません。何かしらの結論を娘さんが導いた時に、ブレずに強い父親でいるためには覚悟が必要です。
結論は、お父様自身でゆっくりと考えてからで良いと思います。
奥様に関しても、たった1度の過ちを深く後悔しているようですし、同じ間違いは犯さない気がします。それでも気を付けたいのは、女性は男性よりも上手に浮気をすること。
浮気探偵.comでは、「実録・夫の浮気」と「実録・妻の浮気」をシリーズでお届けしていますが、妻は夫の浮気に敏感なのに対し、夫は妻の浮気に鈍感です。
多くの女性の恐ろしい浮気の実態を参考にして、奥さまが同じ失敗を繰り返さないように、日頃から些細な変化を見逃さないようにしましょう。