実録・夫の浮気

【夫の浮気】クリスマスに帰って来ない夫

こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。どの浮気探偵の事務所でも「浮気調査の繁忙期は12月」と言われるほど、不倫カップルで溢れるクリスマス。今回は、そんなクリスマスにまつわる体験談です。

登場人物
・私 30代前半
・夫 30代半ば
・23~24歳の若い女(夫の浮気相手)
・娘9歳、息子7歳、5歳
・私の両親

【夫の浮気】クリスマスでも帰って来ない夫

クリスマス

私には3人の子供がいます。上から小学4年生、小学2年生、幼稚園生です。

子供たちのことを可愛がってくれていた夫なのに、去年のクリスマスは自宅に帰って来ませんでした。

夫婦喧嘩?それならまだいいんです。いつかは帰って来るでしょうから。そうではありません。夫は若い女と浮気をしています。年は23~24歳。私よりも10歳くらい若い子です。

浮気を知ったのは、去年の夏のこと。いえ、もっと前から薄々は勘付いていましたが、離婚を切り出されることが怖くて、知らないフリをしていました。きっと別れるだろう、いつか私たち家族の元に戻って来るだろう、子供たちのことは捨てないだろう、そう願って。

夏が終わろうとしている頃、私宛に一枚の手紙が届きました。差出人の名前はありませんでしたが、その女性からだと思います。手紙と言っても写真が入っているだけで、そこに映っていたのは、海で肩を組む女と夫の姿でした。

私に、そして夫や子供たちも暮らしている自宅に、わざわざ浮気の証拠となる写真を送るなんて、普通の神経では考えられませんが、私はその女の覚悟や執念を感じました。慰謝料を取られてもいい、裁判になってもいい、夫を私から奪ってやると。本当に愛し合っているのは私たちだとー。

 

問いただした日から夫は戻らず

出発

子供たちの夏休みが終わる少し前に、小学校の校庭で夏まつりがありました。

長女の友だちのお母さんに頼んで、3人の子を連れ出してもらい、帰宅した夫に、届いた写真を封筒ごと渡しました。この時、夫は中に何が入っているのか?を予想していたようで、何も見ることなく、黙って出て寝室へと向かってしまいました。

泣き叫びそうになりながら後を追う私のことを、夫は徹底的に無視し、そっとドアを閉めると、カチッと乾いた音のする鍵を掛けました。この音を聞いた時、怒りや恨みではなく、悲しみや恐怖が私の心を覆いました。

夫も覚悟を決めているー。慰謝料を払っても、家族から罵倒されても、会社で後ろ指をさされても、写真の女と一緒になって、私と子供たちを捨てる気だ。

それを悟った瞬間、私は自分が生きている意味さえも分からなくなりました。いっそ、このままラクになりたい。そうしないと、私が壊れてしまう。そして、私が壊してしまう。家庭を、子供たちの未来を、私の両親の穏やかな生活を。

衝動的に台所へ向かった私が我に返ったのは、帰宅していた子供たちの顔を見た時でした。私へ綿菓子のおみやげを手渡し、一緒に行った子の話を延々と話してくれました。

「そう、楽しかったのね。良かったね」

その日は寝室へ入ることができず、私が子供たちと眠っている間に、夫は荷物をまとめて出て行きました。

「クリスマスだけでも子供たちと過ごして欲しい」

クリスマス

「パパは?」

夫が帰らなくなって、一番寂しがったのは当時まだ4歳の末っ子でした。長女や長男からも聞かれましたが、小学生にもなると、パパとの時間より友だちとの時間やゲームの時間が大切なのでしょう。思い出したように言われる程度でした。

「パパは急にお仕事で遠くに行っちゃったの。クリスマスには帰って来るから」

幸い、お給料は今までと同じ口座に振り込まれていたので、表面上は生活や育児に支障がなく、今まで通りの暮らしは維持できていました。たまに訪れる私の両親にも、子供たちと同じ説明をしましたが、母の目は誤魔化せないようで、帰り際に、そっとお金を置いて行ってくれたこともありました。

夫の携帯へ連絡を入れても、折り返しの電話どころかメールの返事さえありません。会社へ電話をしても「只今、外出しておりますので、戻りましたら折り返します」と言われるだけでした。

子供たちの姿を見たら気持ちが変わるかもしれない。そう思って、携帯で撮った写真や動画も送っていたのですが、音沙汰がないまま、その年の冬を迎えました。

「パパ、クリスマスに来てね!」「お父さん、クリスマスに会えるのを楽しみにしているよ」「パパ、お仕事ご苦労さま。クリスマスにママとケーキを作って待ってるね」

末っ子から順に1人ずつ、子供たちの動画を撮り「何も言わないからクリスマスだけでも子供たちと過ごして欲しい」と私からのメッセージを添えて、夫の携帯へ送りました。

それでもー。夫は戻って来ませんでした。

余ってしまった料理をタッパーに詰めながら、ふいに泣き出した私を見て、慌てて近寄った来た長女が言いました。

「残しちゃってごめんね。美味しかったけど、お腹いっぱいになっちゃの」

強く生きなければ。私のためではなく、この子たちのために。

それから1年。

今でも夫は戻って来ていません。会社には通い続けているようで、お給料は変わらず振り込まれています。今年のクリスマスは動画も送らずに、子供たちと私の両親の6人で楽しく過ごそうと思っています。

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