浮気探偵会社について

【別れさせ屋に要注意】トラブル多発の別れさせ工作

こんばんは。
浮気探偵.com編集部です。

トラブル急増中!別れさせ工作

今夜はトラブルが多発している「別れさせ屋」について、ご説明したいと思います。
まず「別れさせ屋」とは、まるで一般名詞のように使われていますが、某企業の登録商標なので、誤解を招かないように、本文では「別れさせ工作」と記載します。
※タイトルを「別れさせ屋に要注意」としましたが、一つの企業を名指ししているのではなく、別れさせ行為を行っている企業全体や、行為そのものを意味していますので、誤解のないようお願い致します。

別れさせ工作とは、浮気探偵の通常業務である証拠収集だけではなく、ターゲットに接触し、特定の相手と別れさせる工作をします。特殊行為とも呼ばれ、別れさせ工作以外にも、復縁や縁結びに加担する工作や復讐工作、ターゲットを会社から辞めさせる工作など、多岐に渡る接触行為で、公序良俗に違反しかねない危険性も含んでいます。

日本調査業協会によると、このような別れさせ工作を謳う企業は約15年前に出現したとされています。15年前の2001年に「別れさせ屋」というタイトルの連続ドラマが放送されたこともあり(売れる前の妻夫木聡や吹石一恵も出演していました)、時期的にも日本調査業協会が出現を把握した頃と重なっています。それから、15年が経ち、現在ではネット上で多数の「別れさせ工作」の広告が溢れるようになり、それに伴い日本調査業協会には「契約をして代金を支払ったものの、何もしてくれない」など苦情が増えています。

また、先ほど述べたように工作自体も公序良俗に違反しかねない内容ですが、その点についても日本調査業協会は「人の感情を操作することは公序良俗に反する」と明言して、加盟団体には自主規制を求めていますが、企業の中には日本調査業協会に加盟していない所も多く、大きな効果は得られていません。国民生活センターへの苦情も、年々増え続け、ここ数年を比較しても2013年には1734件だった苦情数が、昨年2015年には約3500件に上っています。

◇別れさせ工作を依頼した例◇

福岡県に住む30代の男性、Fさんは好意を持った女性Gさんと付き合えるようにして欲しいと、テレビ番組で紹介されていた「縁結び工作」を行う探偵会社に相談しました。
この探偵会社との面談は、福岡市内にある支社で行われ「Gさんにスタッフを接近させ、親しくなったうえで偶然を装って仲を取り持ちます」と言われ、着手金として450万円を支払いました。

その後、探偵会社はFさんに対し「Gさんには彼氏がいました。別れさせ工作が必要です」と言い、追加契約を求めます。さらに「別れさせることには成功しましたが、Gさんはストーカーの被害に遭っています」と、また新たな問題を提示し、最終的には合計6回の追加契約を結ぶことになり、計790万円を支払いました。着手金と合算すると、1,240万円になります。

その都度、Fさんのもとに報告のメールは届きましたが、工作を裏付ける証拠となる写真などの提出は一切なかったと言います。事態が進展しないことに不安を感じたFさんですが「Gさんに接触されると作戦に支障が出る」と念を押され、Gさんと会うことができないまま、この探偵会社とは連絡が途絶えてしまいました。

全貯金を失ってしまったFさんは、昨年末に提訴。探偵会社が今年2月に全額を返金することで和解しました。
この探偵会社は現在も名称を変えて、別れさせ行為を行っています。

このように、別れさせ行為は動きを把握することが難しく、詐欺まがいの業者も存在していると言われています。
また、尾行調査以上に「相手の心変わりをさせること」は成功する可能性が低いので、専門家は安易な活用に警鐘を鳴らしています。

落ち葉

<浮気探偵.com編集部より>

「探偵業は届け出制で、参入のハードルの低さから悪徳業者が相当いる」と探偵業が絡むトラブルに詳しい弁護士が言っていました。これは「別れさせ行為」を行っている業者だけではなく、浮気調査を行う探偵も含まれます。

調査の報告書は書面だけですか?
もしも尾行調査で浮気の現場を押さえらなくても、尾行をしていた時の写真は提出してもらえますか?

浮気の証拠だけではなく、調査を行っている証拠もしっかりと提示してもらえるように、無料相談や契約の際に聞いてみましょう。特に、初めて探偵へ相談する方は、緊張もするでしょうし、ただでさえパートナーの浮気を疑い、混乱していると思います。相談の際に、伝え忘れがないように、聞きたいことを箇条書きにして相談するか、もしくはメールに全てを書き出して送るなど、後から調査そのものに不安が残らないように、疑問点をクリアにし、納得してから契約をするようにして下さい。

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